Saturday, June 24, 2006

メガブランド「TSUBAKI」の投入とマーケティング費用の集中投資により、資生堂はシャンプー・リンス市場でシェアトップに躍り出た

● 日本経済新聞 2006年6月15日(木)15面より

資生堂は、2006年3月末にメガブランド「TSUBAKI」を投入し、仲間由紀恵や竹内結子など人気女優6人を起用した2万5000GRPのテレビCMを放映する等、初年度広告宣伝費50億円(同社過去最大)を投じた。
これにより、4位に甘んじていたシャンプー・リンス市場でシェアトップに躍り出ることに成功している。

シャンプー・リンス市場では、ユニリーバとP&Gの外資系2社を中心に、大量の宣伝販促費が投じられるパワーマーケティングが展開されるなど、熾烈なシェア争いが続いている。
その中で長年4位に甘んじていた資生堂は、広告等のマーケティング投資を重点ブランドに集中するメガブランド戦略を導入し、今回はそれが奏功した形となっている。

<シャンプー・リンスの国内市場シェア推移>
資料:日本経済新聞 2006年6月15日

Thursday, June 22, 2006

SUMCOがコマツ電子金属を買収することで、シリコンウエハー市場は2強時代に突入する

● 日本経済新聞 2006年6月15日(木)11面より

SUMCOがコマツ電子金属を買収することで、シリコンウエハー市場は、信越半導体とSUMCOでシェア6割超を占める2強時代に突入する。
なお、SUMCOは、住友金属工業、三菱マテリアルなど3社が1999年に設立したウエハー開発・製造会社が母体。

<シリコンウエハーの世界シェア(売上高ベース)>
資料:日本経済新聞 2006年6月15日(米ガートナー・データクエスト調べ)

Edyは、加盟店数、カード発行枚数ともに、急成長を続けている

● 日本経済新聞 2006年6月14日(水)13面より

Edyは、加盟店数、カード発行枚数ともに、急成長を続けている。
そのような環境の中、インテル、マイクロソフト、ビットワレット(Edyの運営会社)の3社が、パソコンでの電子マネー決済の普及を目指す共同プロジェクトを発表した。
1年後にEdy対応のパソコンなどの出荷数を3倍の3百万台に、Edy対応のサイト数を2倍の3,000に増やす目標。

(参考)
主な電子マネーの発行枚数と利用可能店舗数

<エディの加盟店数と発行枚数推移>
資料:ビットワレット プレスリリース

Tuesday, June 20, 2006

最近の株式投信の純資産は、バブル期に迫る勢いで急拡大している

● 日本経済新聞 2006年6月14日(水)4面より

株安による運用損で2006年5月は前月割れとなったものの、最近の株式投信の純資産は、バブル期に迫る勢いで急拡大している。

(参考)
不動産投資信託の純資産額推移

<株式投資信託の純資産推移>
資料:投資信託協会提供データ
http://www.toushin.or.jp/cgi-bin/framed.cgi?67)

Monday, June 19, 2006

中国・インドが軍事装備の近代化を急いでいる

● 日本経済新聞 2006年6月13日(火)6面より

中国・インドの軍事費は、世界レベルでも大きなウェートを占めており、また兵器を積極的に輸入していることから、装備の近代化を急いでいることが伺える。
なお、世界の軍事費は1兆1,180億ドル(前年比3.4%増、GDP比2.5%)に達している。

<主要国の軍事費と中国・インドの兵器輸入比率>
資料:日本経済新聞 2006年6月13日 (ストックホルム国際平和研究所調べ)



<中国・インドの兵器輸入額>
資料:日本経済新聞 2006年6月13日 (ストックホルム国際平和研究所調べ)