Thursday, May 04, 2006

半導体、収益で明暗が分かれる

● 日本経済新聞 2006年4月26日(水)9面より

半導体大手のNECエレクトロニクス、エルピーダメモリの2006年3月期の連結決算は、最終損益がともに赤字に転落した。
薄型テレビ等の値崩れに引きずられ、主力製品の価格が下落したことが響いている。
一方、携帯音楽プレイヤー等に使われるフラッシュメモリ世界2位の東芝の半導体事業は好調を保っている。

(参考) DRAMとフラッシュメモリの世界シェア
<Click here>

<2005年世界半導体売上高ランキング>
資料:日本経済新聞 2006年4月26日(米ガートナー調べ)

レンタカー、GWの予約快調、各社軒並み2桁増

● 日本経済新聞 2006年4月26日(水)33面より

ゴールデンウィーク期間中のレンタカー予約が伸びており、各社軒並み20%近い伸びを示している模様。
レンタカー業界の2002年度までの傾向を見ると、車両数は順調に伸ばしているものの、売上がそれに伴わない現実が見える(下のグラフ)。
デフレ回復に伴い、この傾向に変化は見られたのだろうか?

<レンタカーの車両数と1台あたり売上高の推移>
資料:「一目でわかる業界シェア&市場規模 2004年版

Monday, May 01, 2006

携帯電話の国内出荷台数シェアで、シャープが初の首位に

● 日本経済新聞 2006年4月25日(火)13面より

2005年度の携帯電話国内出荷台数シェアは、出荷台数を20%伸ばしシャープが初の首位に立った。
逆に昨年度まで4年連続で1位だったNECは、出荷台数を11%減らし3位に転落した。

(参考)
松下とNECが合弁会社を設立
携帯電話世界シェア

<携帯電話の国内出荷台数シェア(2005年度)>
資料:日本経済新聞 2006年4月25日(MM総研調べ)

乗用車8社の2005年度実績で、海外生産が初の1,000万台を突破

● 日本経済新聞 2006年4月25日(火)11面より

国内乗用車8社の昨年度2005年度生産・販売・輸出実績速報によると、海外生産台数が初の1,000万台を超えた模様。
海外生産1,022万台に対し国内生産1,040万台と肉薄しており、2006年度での内外逆転はほぼ確実と見られている。
日産、ホンダでは既に内外逆転が続いている。

<乗用車8社の国内/海外生産実績>
資料: 日本経済新聞 2006年4月25日

ヤフーが有料で洋画配信を開始、動画広告も本格導入しUSENを追撃する

● 日本経済新聞 2006年4月24日(月)13面より

ヤフーがネットでの動画配信事業(ビデオ・オン・デマンド = VOD)を本格展開する。
4月25日から、ハリウッド映画を月997円で見放題できるサービスを開始。5月からは動画広告も本格導入し、収益を確保する。
VODは、ブロードバンドの普及に従ってコンテンツも充実し始めており、今後の市場拡大が期待されている。
ヤフーは、現時点ではUSENの「GyaO」に大きく水を空けられているため、その巻き返しを図る。

<ビデオ・オン・デマンドの市場規模予測>
資料: NRI発表等を元に作成